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2020.08.28更新

 

3月からずっとコロナで正直疲れますね。

コロナ対策ももどうなっていくのか分からないし、今年も期待していた渋野日向子の全英女子オープンも残念な結果でした。

どんよりとした空気感です。

 

こんな空気感はなかなか変えられませんが、室内の空気は換気で変えられます。

 

CO2a

 

今回は、コロナ対策として最も重要かもしれない換気対策です。
3月ぐらいからマイクロ飛沫という単語を良く耳にします。

 

普通、飛沫というと、口からでて落下するもので、それを根拠にソーシャルディスタンスが言われているのですが、マイクロ飛沫というのはもっと小さい粒子でふわふわと比較的長時間空中に漂うものを意味しています。

 

なかなか落下しない粒子ですが、換気は有効です。

 

ただ、問題なのは換気がどのくらい行われているかというのがなかなか見えずらい点です。

 

当院では、窓を開けての営業もしていますし、待合室と、診察室の天井に1台ずつ大型の空気清浄機があります。
この空気清浄機は、高性能のフィルターがついていて、それも定期的に交換しているかなり強力なものです。 

空気清浄機

 

 

そこで、当院ではCO2(二酸化炭素)の測定器を導入してみました。これが、換気の目安になります。

 

実際に測定してみたところ、診察室では患者さんとスタッフ合わせて5分以上しても600ppmから800ppm ぐらいで、待合室では600から700 ppm 程度でした。

 

換気基準

 

労働現場の基準値とされる1001〜1500 ppmに届かない様子です。

試しに窓が少しでも開いているのと、開いていない状態を比較すると200ppmぐらい違ってきます。

まだまだ暑い日が続きますが、がんばって窓開放で診療していきますので、よろしくお願いします。

 

 

2020.08.19更新

 

暑い日が続きます。じわじわとコロナウイルスの重症者の数が増えて来ていて、油断ならない状態も続いています。

 

そんななか、おかげさまで当院のオンライン診療もうまく活用していただく方が増えている様子です。

 

何でもがオンラインの時代になっていく予感もしますよね。ただ、セキュリティの問題からか公の機関ではまだオンライン会議とかは進んでいない部分もあるようです。

アレルギー委員会

 

7月に江東区役所で開催される筈だった「江東区立学校アレルギー疾患対策委員会」も、書面での承認のみで、リアルな会も、オンライン会議もありませんでした。もう10年以上、この委員会の会長あるいは副会長を勤めてきましたが、これは初めてのことです。 

 

当院では毎週火曜日には食物負荷試験を受け付けています。例年だと夏休みは負荷試験が多いのですが、今年はまばらです。

小児科半減

 

 

 

心配になっているのは、コロナによる受診控えで、食物アレルギーのお子さんたちの治療が滞っていないかという点です。

現在、食物アレルギーの治療の中心的な考え方は「食べて治す」です。症状を起こさないレベルの原因食品をとり続けることで「慣れ」を生じさせて治すやり方なのです。
何を習うのも同じですが、年齢の小さい方が治りやすいとされています。

 

原因となる食物によって、早く治るか、遅く治るかの差はもちろん存在しますが、早く始めるに超したことはありません。

 

問題なのは、どの食物も小学校に入るぐらいになると治りにくくなることなのです。代表的な食物として、卵の場合小学校に入るまでに3分の2ぐらいの患者さんが治りますが、その後治っていくのは少数派なのです。

 

もちろん大きくなってしまったからと言ってあきらめる必要は無いのですが、小さなお子さんの食物アレルギー治療が滞るのはお勧め出来ません。

食物を食べて治すには血液検査だけでなく、必要なら食物負荷試験をしてでもどの程度までなら食べて大丈夫かを決め安全にやりたいものです。

当院では、積極的に血液検査、食物負荷試験もしています。
まずはオンラインの相談でも受け付けています。

 

 

2020.08.19更新

 

暑い日が続きます。じわじわとコロナウイルスの重症者の数が増えて来ていて、油断ならない状態も続いています。

 

そんななか、おかげさまで当院のオンライン診療もうまく活用していただく方が増えている様子です。

 

何でもがオンラインの時代になっていく予感もしますよね。ただ、セキュリティの問題からか公の機関ではまだオンライン会議とかは進んでいない部分もあるようです。

アレルギー委員会

 

7月に江東区役所で開催される筈だった「江東区立学校アレルギー疾患対策委員会」も、書面での承認のみで、リアルな会も、オンライン会議もありませんでした。もう10年以上、この委員会の会長あるいは副会長を勤めてきましたが、これは初めてのことです。 

 

当院では毎週火曜日には食物負荷試験を受け付けています。例年だと夏休みは負荷試験が多いのですが、今年はまばらです。

小児科半減

 

 

 

心配になっているのは、コロナによる受診控えで、食物アレルギーのお子さんたちの治療が滞っていないかという点です。

現在、食物アレルギーの治療の中心的な考え方は「食べて治す」です。症状を起こさないレベルの原因食品をとり続けることで「慣れ」を生じさせて治すやり方なのです。
何を習うのも同じですが、年齢の小さい方が治りやすいとされています。

 

原因となる食物によって、早く治るか、遅く治るかの差はもちろん存在しますが、早く始めるに超したことはありません。

 

問題なのは、どの食物も小学校に入るぐらいになると治りにくくなることなのです。代表的な食物として、卵の場合小学校に入るまでに3分の2ぐらいの患者さんが治りますが、その後治っていくのは少数派なのです。

 

もちろん大きくなってしまったからと言ってあきらめる必要は無いのですが、小さなお子さんの食物アレルギー治療が滞るのはお勧め出来ません。

食物を食べて治すには血液検査だけでなく、必要なら食物負荷試験をしてでもどの程度までなら食べて大丈夫かを決め安全にやりたいものです。

当院では、積極的に血液検査、食物負荷試験もしています。
まずはオンラインの相談でも受け付けています。

 

 

2020.08.10更新

 

昔は医局人事というのがあって、私は多くの病院を転勤させられました。

山梨の日赤病院にいった時です。患者さんのと話して、

私「具合はどうですか?」


お母さん「昨日の晩はすごくシャブリまして眠れませんでした。」


私「おしゃぶりで眠れないとは大変ですね。」
(何をしゃぶっていたんだろうか???)


お母さん「本当に大変でした」(このドクターなんか分かってない???)

 

と話している内に、おかしいと気づいたのですが、「しゃぶる」とはそこの言葉で「咳き込む」ということだったのです。

コミュニケーションをとるのに、言葉の定義が全く違っていたのでは通じる筈がありません。

 

河口湖

 

 

さて、言葉の定義が違うといえば、「感染をおさえこめ派」と「経済活動優先派」で使っているPCR検査という言葉があるようです。
PCR検査の拡充が必要という点では一致している筈ですが、どうもかみ合わない時があります。

何を目的とした検査かを整理して議論が必要だと思うのです。

 

PCR検査の目的については


1. 患者さんの診断するため。早期診断、早期治療のために必要です


2. 周りの人へ広がるのを防ぐため。検査して、陽性なら隔離することで感染拡大を防ぐことができます。

 

3. 社会経済活動の維持のため。イベントや渡航などの目的で無症状でもやる検査とか、心配だからやっておきたいという人の検査


4. 政策立案のため。どのくらいの感染の広がりがあるかを調査する目的の検査

 

の4つが考えられます。 
で、医学的な優先順位当然1と2が重視されるべきでしょうが、経済からみると2と3が重要になってくるのでしょう。

 

医学的には1から順にPCR検査数を増やしていく必要があるのですが、実際には検査の検体を扱う施設のハードルが高く設定されているとか、保健所が対応しきれないなどで、なかなか増えないのが現状です。

 

最近、世田谷区の区長が何度でもどんどんやると言っていますが、PCR検査が万能ではないいまどうなるのでしょうか?

 

 

世田谷区PCR

 

 

 

2020.08.05更新

 

最近、コロナ感染の広がり方として、「ランチで感染」というのが増えてきているとのことです。
飲酒を伴う会食というのがキーワードになったため、ランチでは安心してしまう方がいらっしゃるようですね。気をつけたい所です。

 

ランチ1 

ママ友ランチで2家族に感染が広がったという話です。

ひまつ

 

https://youtu.be/Hr2eYsV5MxU

 

コロナウイルスの感染は飛沫感染、接触感染以外にもマイクロ飛沫感染というのがあるので、マスクをとっての会話には危険が伴うのだと考えられます。
まさか、縦2メートルのテーブルをつかいソーシャルディスタンスとるレストランはありませんよね。

ランチ感染

 


換気の良いお店で、かつ食事中は話をしない。食べ終わったらマスクをつけて会話するということです。ただ、マスクをしていても距離が近い場合が多いでしょうからメガネなど目の保護もできればした方がよいし、時間もあまり長いのは好ましくありません。

 

ソーシャルテーブル

 

フランスのフランスのデザイナー Christophe Gernigonさんのアイデアで生まれたダイニングセットだとか。

いろいろと工夫がされて、うまい形が見えてくるのかも知れませんね。

 

2020.08.03更新

世の中は、どうも死亡率の比較から新型コロナウイルスはインフルエンザより怖くないという人がいる一方で、罹患した若者が軽症にも関わらず退院後も多くの後遺症に悩むといったことも言われしっかり自粛している人もいるようです。

 

でも、やはり違う病気を重症化率や死亡率で単純に比較するのは無理のある話かなと思います。
たとえばインフルエンザは罹っても今回の新型コロナウイルスのように全身の血管に炎症をおこしたりしません。

 

「感染対策重視派」と「心配しなくて大丈夫、経済回せ派」の溝はいっそう深くなりそうで怖いです。

 

ozaki

 

https://youtu.be/5L3ilEBsG50

 

そんな中で、東京都医師会の尾崎治夫先生が先週会見を開いて、コロナの流行拡大に大きな危機感を表明しました。

その中で、エピセンターを中心に積極的にPCR検査をすることなど、かなり具体的な方策を盛り込んだ会見でした。
また同時に、臨時国会を開き、コロナ対策をとりやすくするように特別措置法の改正を含めた議論をすべきだという主張もしています。

さて、どうなりますでしょうか?

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丁寧にお話を伺い、患者さん一人ひとりのストーリーを大切に、最善の治療法を探してまいります

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