もうすぐ、11月ですね。今年はコロナのせいか時間の経過が速い気がします。いろんな行事がないせいでしょうか。
インフルエンザワクチンも10月から接種開始しています。11月から小学校2年生までが江東区の助成がでる関係でか当院ではややゆっくりなスタートになっているようです。
土曜日の午後をインフルエンザワクチン専用外来としていますが、今のところお待ちいただく時間も少なく順調にやらせていただいています。
秋から冬に向かうと、寒くなるのと同時に乾燥の季節にもなってきます。そんな時期に来院していただくことが増える病気の1つが赤ちゃんの湿疹です。これには乾燥が大きく関係していると言われています。
赤ちゃんのホッペがカサカサしても大したことではないと考えるかも知れません。でも、最近では食物アレルギーや、アトピー性皮膚炎は乳児期の肌荒れから始まるという説が有力なのです。
実際、花粉症をはじめとするアレルギーの病気をもったご家族のお子さんに、生後すぐからしっかり保湿剤を使用したスキンケアすると将来的にアレルギーの病気がでにくくなるというデータがあります。
皮膚は乾燥することで、そのバリアとしての機能が落ちて外界から皮膚にアレルゲンが入り込みアレルギーができあがるのです。(これを経皮感作と言います)
赤ちゃんの湿疹は軽そうに見えても、しっかりスキンケアをすることが重要な理由はここにあります。
とくに、赤ちゃんが湿疹をかゆそうにする仕草をするようになったら要注意です。早めにご相談ください。