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2020.10.17更新

 

我が家の末っ子は今年中学1年生男子。子どもは3人で、みな性格も違いますが仲良しです。赤ちゃんの時はなかなか笑わないで、難しい顔をしていることが多い子でした。

幼稚園の頃は、あまりにしゃべっている感じがないので妻は「おとなしすぎる」のではないかととても心配していました。しかしながら、小学校になると、教室で積極的に発言しているとのことで、安心しました。

 

 

でも、この子について今も続いている心配はナッツの食物アレルギーがあることです。
ナッツが入った物で腹痛などアレルギー症状が出てしまいます。

 

もちろん、アナフィラキシーが心配なのでエピペンを持たせています。アナフィラキシーとは急激に強いアレルギー反応が起こることで、ひどいとアナフィラキシーショックになり時として命に関わることがある状態です。

エピペンはそんなアナフィラキシーの治療として用いる注射で自分、あるいは保護者が打つことになります。

アナフィラキシーは急激に症状が進行することがあるので、救急車を呼んでも手遅れになる可能性があるから、症状がでてからなるべく早く打つ必要があります。

 

もうしばらく前になりますが、調布で牛乳アレルギーの小学生のお子さんがチーズ入りのチジミを給食で食べて亡くなったということがありました。残念なのは、そのお子さんはエピペンを処方されていたのに、使うタイミングを逃してしまったと言うことです。

その事例をうけて以下の13の症状があったら必ずエピペンを使用しましょうと小児アレルギー学会が発表しています。

 

エピペン

 

 

でも、これを見ても具体的にタイミングがわからないかも知れません。
皮膚症状だけで終わる印象だったら大丈夫かも知れませんが、機嫌が悪くなってきたりしたら要注意です。

 

エピペンは打つことによる副作用は小児に使う際にはほぼ無いと考えて良いです。

 

たしかに注射をするというのは勇気が必要です。
でも迷ったら「エピペンを打つ」を選択してください。

 

 

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