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2020.09.25更新

 

天高く馬肥ゆる秋ということで、そろそろ食べ物も美味しいものがでてきますね。 
ただ、大好きなサンマがあまり取れないということで残念な今年です。

 

また秋になると、夏の間に増えたダニが死に、それがアレルゲンとなって喘息、アレルギー性鼻炎が増悪する季節でもあります。
この室内でアレルギーを起こすダニは目に見えないほど小さく、人の肌を刺したりすることは出来ません。

 

でも、秋に「ダニに刺されたかも」とかでいらっしゃる患者さんに見られるのが「チャドクガ」の毒針による皮膚炎です。

チャドクガ

 

かゆみの強い、赤いぽつぽつが露出部だけでなく、お腹や背中にも見られます。
毛虫が、その毒針を空中に飛ばしそれが触れた皮膚に発疹ができ、服の中に入れば衣服についた毒針が広範囲に触れることで発疹はかなり広がります。

 

チャドクガの幼虫の毛虫は、茶の葉、ツバキ、サザンカにつきますので、
お話を聞くと、たいていが公園で遊んだあとなので、それで診断がつくことも多いのです。

 

毛虫と聞くとイメージとしては春先を思い起こしますが、チャドグガの幼虫は年2回、5月〜6月と、8〜9月に出現します。

 

いまは、チャドクガの皮膚炎の季節でもあるのです。

 

 

2020.09.13更新

 

やっと過ごしやすい気温になってきた様子ですね。

9月11日に厚労省からインフルエンザワクチンはまず高齢者を優先し、それ以外の方は10月26日以降にという通達がでました。

インフル優先

 

コロナ流行下でまず高齢者をまもる必要があるのは確かに間違いの無いところです。

 

 

では、小児ではいつ打つのが良いのか?ということについて、どう考えるかを書いてみたいと思います。

 

1.例年のインフルエンザ流行はいつからいつまで。


 例年のインフルエンザの流行は11月下旬から少しずつでて、12月半ばにはやや目立つようになり、本格的になるのは1月2週目ぐらいからというのが実感です。

 

インフル流行状況

 


2.インフルエンザワクチンの効果はいつから出て、どのくらい続くのか


 インフルエンザワクチンで1回目の接種から2週間ぐらいで抗体が上昇してきて、約5ヶ月その効果が続くと言われています。また、1回目と2回目は2週間よりも4週間の方が若干抗体の上昇が良いようです。

 

ですので、10月下旬から11月上旬に1回目のワクチンを打ち、2回目はその2−4週後に2回目を打つことをお勧めしています。

 

 

コロナの影響はどうなるのか?ですが、


 コロナの心配があるこの時期に、インフルエンザワクチンを打っておきたいと思う方が増えるかも知れません。でも、今年はワクチンは例年以上に作られているので、おそらくは不足は起こらないだろうというのが目下の予想です。焦って、早く打つ必要はないのではと思っています。

 

当院では、なるべく体調の良いときに接種していただきたいと考えていますので、あえてインフルエンザワクチンについては予約制とはしてません。電話予約の時間帯、あるいは一般外来での順番予約のなかで接種させていただきます。

 


ちなみに、卵アレルギーについての質問を受けることもありますが、最近の日本のインフルエンザワクチンに含まれる卵の抗原の量はアレルギー反応を起こす量よりかなり少ないので接種出来ることが多いです。ご相談ください。

 

 

2020.09.08更新

まだまだ、残暑が厳しく、大型の台風がつづいたりして大変な状況ですね。

そうは言っても9月。暦の上では秋になるのでしょうか。そろそろ冬の準備をしなければいけません。当院でも10月からインフルエンザワクチン接種を開始します。

インフル供給

冬に向かう時期、勤務医の時代の冬の当直を思い出します。
朝からの仕事が終わって午後の5時から当直の時間帯に入ります。当直の時間帯は冬は朝までに25人ぐらいの患者さんが救急室に来ていました。朝までに1−2時間でも仮眠が取りたいところですが、たいていは救急車のサイレンで起こされてしまいます。

 

救急車でいらっしゃる小児科の患者さんで多いのが「けいれん」です。熱性けいれんという小児に多い良性のけいれんがほとんどなのですが、ときとして15分以上もけいれんが止まらず意識が回復しないこともあります。そうなると、点滴をしながらけいれん止めの薬をつかったりして入院になることもしばしばでした。

 

とくに、冬のインフルエンザが流行る時期は、けいれんの患者さんが多くなるのです。お子さんのけいれんが長引いたり、意識がなかなかもどらない場合、単に熱性けいれんなのか、インフルエンザ脳症なのか判断が難しいことがあります。熱性けいれんは小児の7%に見られる比較的よくある病気で、後遺症も残しませんが、インフルエンザ脳症は年間数百人しかでませんが、小児の比率が多く 死亡率が高く重篤な病気です。

 

けいれんは、熱がでてすぐに起きてしまうことも多くいくらインフルエンザの良い薬があっても間に合いません。

今年はさらにコロナウイルスの関係で、発熱早期にインフルエンザを診断することが難しくなるかも知れません。

 

インフルエンザワクチンが確実に脳症を防ぐ証拠はありませんが、やっておくに超したことは無いと思います。国内で高齢者を対象に行われた研究では、死亡の危険を5分の1に、入院の危険を約2分の1から3分の1に減少できたと報告されています。

 

 

我が家も3人の子どもがいますが、毎年ワクチンはやっています。
子どもが経済的な面も気になるところです。今年も昨年に引き続き、お子さんが3人以上の場合、当院では特別割引きとして、3人目以降のお子さんは1回目、2回目とも1000円で接種します。

当院でインフルエンザワクチンは10月2日開始です。ワクチンは平年並みには確保できますので、焦らず接種のスケジュールを立ててください。

 

 

2020.09.08更新

まだまだ、残暑が厳しく、大型の台風がつづいたりして大変な状況ですね。

そうは言っても9月。暦の上では秋になるのでしょうか。そろそろ冬の準備をしなければいけません。当院でも10月からインフルエンザワクチン接種を開始します。

インフル供給

冬に向かう時期、勤務医の時代の冬の当直を思い出します。
朝からの仕事が終わって午後の5時から当直の時間帯に入ります。当直の時間帯は冬は朝までに25人ぐらいの患者さんが救急室に来ていました。朝までに1−2時間でも仮眠が取りたいところですが、たいていは救急車のサイレンで起こされてしまいます。

 

救急車でいらっしゃる小児科の患者さんで多いのが「けいれん」です。熱性けいれんという小児に多い良性のけいれんがほとんどなのですが、ときとして15分以上もけいれんが止まらず意識が回復しないこともあります。そうなると、点滴をしながらけいれん止めの薬をつかったりして入院になることもしばしばでした。

 

とくに、冬のインフルエンザが流行る時期は、けいれんの患者さんが多くなるのです。お子さんのけいれんが長引いたり、意識がなかなかもどらない場合、単に熱性けいれんなのか、インフルエンザ脳症なのか判断が難しいことがあります。熱性けいれんは小児の7%に見られる比較的よくある病気で、後遺症も残しませんが、インフルエンザ脳症は年間数百人しかでませんが、小児の比率が多く 死亡率が高く重篤な病気です。

 

けいれんは、熱がでてすぐに起きてしまうことも多くいくらインフルエンザの良い薬があっても間に合いません。

今年はさらにコロナウイルスの関係で、発熱早期にインフルエンザを診断することが難しくなるかも知れません。

 

インフルエンザワクチンが確実に脳症を防ぐ証拠はありませんが、やっておくに超したことは無いと思います。国内で高齢者を対象に行われた研究では、死亡の危険を5分の1に、入院の危険を約2分の1から3分の1に減少できたと報告されています。

 

 

我が家も3人の子どもがいますが、毎年ワクチンはやっています。
子どもが経済的な面も気になるところです。今年も昨年に引き続き、お子さんが3人以上の場合、当院では特別割引きとして、3人目以降のお子さんは1回目、2回目とも1000円で接種します。

当院でインフルエンザワクチンは10月2日開始です。ワクチンは平年並みには確保できますので、焦らず接種のスケジュールを立ててください。

 

 

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