遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
昨日、1月7日、緊急事態宣言が出ましたが、今回は昨年とは違い飲食の時短など限定的なものなので、感染の収束にどのくらいの効果があるのかは疑問が残るところです。
8割おじさんこと京都大学の西浦博教授は理論疫学といって数学を用いて流行の予測ができる学問の第一人者です。
今回のコロナ禍にあって、唯一と言って良いほど根拠のある数字を提供してもらえていると思います。その西浦先生が飲食だけをターゲットにした方策では2−3ヶ月しても感染者数が減らないという試算を出しています。でも、これは政府内で最初は「非公開」とされたとのことでした。
不思議に思うのは、普段何かのイベントについてよく「これによる経済効果は○○億円」とかの試算をニュースで耳にするのですが、緊急事態宣言をどの程度にしたら経済効果はどうなるのかを予測する数字が聞かれないことです。
それとも経済学の専門家の試算も「非公開」なのでしょうか?
今、どんどんと感染者数がうなぎ登りで、どの立場にいる人も我慢を強いられる状況です。
といっても、もう皆が「コロナについては何を注意すべきか、充分に分かってる」って思っているかもしれません。
でも、改めて見直しできることはないでしょうか?
例えば、マスクについてです。街かどで、最近ウレタン製マスクを良く見かける様に思います。
以前のブログにも載せましたが、ウレタン製マスクはサージカルマスクに比較するとかなり性能が落ちてしまうのです。
50%も吹き出してしまい、60−70%も吸い込んでしまうなんて、残念な感じです。
これを小さな差と思う人もいるかも知れません。でもそのわずかと思っている差で大きな違いを生んでしまうとしたらどうでしょうか。感染しない、させないは意外に小さな差であると思っていることの積み重ねなのではないでしょうか?