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2020.12.06更新

 

今日、NHKの日曜討論を見ました。西村大臣、小池都知事、専門家委員会の尾見先生、中川日本医師会長といったそうそうたるメンバーでの討論は見応えのある物でした。

その中で、医療の現場の逼迫についての議論になったときに、中川日本医師会長から病床占有率の分母を確保病床数ではなく、実際にすぐに使える即応病床数にしないと、本当の実態を反映できないとの発言がありました。

 

そうです、病院にとって確保病床というのは、最大限無理をしてでも用意できる数なのですから、全部のベッドを使えるようにするのは相応の時間がかかるのは当然です。
とくに、それを担う看護師、医師などのスタッフの充足はきついのは容易に想像できます。

中川会長

 

 


もう、開業して十数年になりますが、もともとは私も勤務医だったわけです。
勤務医の時代を思い出すと、ああもうあの現場には戻れないなと思います。体力的にも精神的にも。

 

医師になり比較的若い年代のころは主に病棟に入院してくる患者さんを担当することになっていました。若いので、年長の医師の下ににいろいろな症例を経験出来るのは本当に貴重な時間だったと思います。

 

重症の患者さんが入ってくると担当医になることが多かったのですが、入院してくると病状によっては病院泊まり込み決定でした。患者さんの病状が落ち着くまで2週間家に帰れないといったことも良くあることでした。たとえ、病状がやや落ち着き帰宅したとしてもモニターの「ピッ、ピッ」といった音や、呼吸器の「シュパー、シュパー」という音が耳についてしまいなかなか寝付けないといったことも。他の先生に見てもらっていても心配は続くのです。


コロナが始まる前から、ずっと忙しく、勤務労働時間は曖昧で、不規則な職場だったのです.

そんな元々ギリギリだったんです。

 

今、コロナとの終わりなき戦いをしている病院関係者を心から応援したいです。

感染が拡大しないように協力するのが、最大の支援なのでしょう。

 

 

 

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