先日、ZOZOマットという足の形を計測して、通販でも足形にぴったりの靴が見つかるというのをやってみました。
元々、甲高幅広の足のためいつも靴選びには苦労して来ましたので、この3D計測でぴったりの靴が見つかり通販で買える時代になったと喜んでトライしました。
実際の計測結果はある程度予測した通りでした。残念ながらシュッとしたスタイリッシュな靴は私には縁がないようです。
このシステムは、その計測値からZOZOタウンでフィットする靴を選んでくれると言うものです。
でも、選んでくれた靴はいつも選んでいるサイズよりはるかに大きく、いつもは26.5センチの靴を選んでいるのに、27.5センチとかを推薦されてしまいました。心理的抵抗感からやはりお店で試着してみないと買えないジャンって結論になりました。
実店舗で、かつフィッターさんのいる店なら安心できるのにと思います。おそらくこんな考え方は古いのかも知れません。将来は足形に合わせて人工知能がテーラーメイドしてくれるのでしょうが、私はそれまで待たなければいけないようです。
食物アレルギーの治療も似たようなことがあると、日々思っています。確かに最近では食物に対するIgE抗体を測るのは何処でもやろうと思えばできる世の中です
しかしながら、その検査の結果の正しい理解、解釈をして実際の指導をするのは生身のドクターです。症状に個人差の大きい食物アレルギーでは、その指導も画一的にはしにくいのが現状です。
当院では、市販の食物にどの程度アレルゲンが含まれているかを測定した表を利用して相談させていただいています。
靴を買うのに熟練のフィッターさんが頼りになるように、食物アレルギーでも一人一人にベストなテーラーメイドの治療を提供できるようにしなければと思う日々です。