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2020.05.19更新

新型コロナウイルスが本当に収束に向かっていることが確かであることを願っています。

 

前回のブログでPayPayをPAYPAYと書いたことスタッフに指摘され、みごとに「慣れてない感」でてしまいました。

 

新しい物を取り入れると言うのは楽しみではありますが、どこかで抵抗感があったりするのかも知れないと思ったりしています。要は「慣れ」なんでしょうけど。

 

新しいものといえば、新しくコロナの抗原検査が承認されたということで、その内容を期待感をもちながらどんなものか見てみました。

 

エスプライン

 

 

抗原検査というのは、ウイルスそのものがいるかどうかを検査するものです。PCR検査と同じようにウイルスがそこにいるかを検査する物ですが、もっと簡易的なもので、インフルエンザの迅速検査と同じやり方です。
例年インフルエンザ流行の時期になると、鼻に綿棒を入れて痛い思いをしながら検体をとってしばらく待つと陽性か陰性かの結果がでる、あの検査です。

インフルエンザの検査では、熱がでてからしばらくしないと検出できないよとか、たとえ陰性にでても可能性は残っているよとか言われたことがある人は多いのではないでしょうか?
また、陽性にでた場合は、まずインフルエンザですと言われたはずです。

今度の、コロナウイルスの抗体検査のキットについてはどうでしょうか?

 

今回のキットはデータとしては、
1,国内臨床検体で、感度37%、特異度97.8%
2.行政検査検体で、感度66.7%、特異度100%

と感度は低いものです。

つまり陽性にでればコロナだろうと診断できますが、陰性になっても違うということは出来ないと言うことです。

 

インフルエンザの迅速検査はキットなどにより違いますが感度は80%くらいは最低はあることを考えると感度はかなり低いといえそうです。

 

PCRとの比較

 

しかも、検査するタイミングが違うとさらに事情が異なります。インフルエンザと違って今回のコロナウイルスは感染してから発症するまでの潜伏期が長く、ウイルス量が少ないとさらに検出できません。

そんなことで、今回のキットはかなり典型的な症状がでているような方に、PCR検査をせずに診断できるという意味では画期的かと思います。

 

しかし症状がはっきりしないような場合はとか軽症だったりする場合、この検査ではコロナに罹っているか、罹っていないかの判断出来ないようです。


まだまだ、問題は山積みですが、がんばりましょう。

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