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2021.09.21更新

 

台風一過、シルバーウィークは晴天が広がり気持ちが良く、いよいよ秋の始まりなのでしょうか。

 

コロナも第5波も新規感染者数の減少がみられ、やや落ち着いてきている様子とはいえ緊急事態宣言中なので、大半を家の中で過ごしています。なるべく涼しい時間をつかっての2時間ほどのウオーキングで運動不足解消をしています。

 

英一銅像

 

さて、秋と言うと例年インフルエンザワクチンの接種を開始する時期です。当院でも10月はじめから接種を開始する予定ですが、今年はどんな様子になるのでしょうか。
私自身、分らないことが多いなぁと考えています。

 

1,まず今年はインフルエンザの流行はあるのでしょうか?

去年は、インフルエンザの流行は例年に比べかなり少なかった印象でした。そのときは、なるほどマスク、手洗いをしっかりするとウイルスは流行しないんだなと納得したものです。でも、その考えが覆されたのが今年の7月頃のRSウイルスの大流行です。
RSウイルスの流行した理由としては、去年流行しなかったので多くの人が免疫を持っていなかったので、2年分まとめたように流行したということが言われています。
本当でしょうか?もし本当なら今年はインフルエンザが大流行となってしまうかも知れません。

 

2,ワクチンの不足?

また、今年のインフルエンザワクチンは生産量が昨年の7割を下回るという話です。

 

インフルエンザワクチンは、鶏の卵にインフルエンザウイルスを感染させて増殖してきたウイルスを不活化して作られます。インフルエンザは変異しやすく毎年違う株が流行するので、毎年WHOの推奨株を参考にしながら厚労省が決定しています。

なので、その年に選ばれる株によっては鶏卵で増殖しにくいので、あまり生産出来ないということが起こり得るのです。
どうやら、今年はこれに当てはまるようです。


ひょっとすると、今年はワクチンの不足がおこる可能性もあるわけです。

ただ、昨年は江東区ではお子さんのコロナワクチンに公的補助があり、沢山の方が接種しましたが、今年は補助はないとのことなので、むしろ余ってしまう可能性もあります。

 

コロナワクチンは12歳以上のお子さんが対象ですが、インフルワクチンとは2週間の間隔を開ける必要があることも、インフルワクチンの接種率を下げるかもしれません。

 

コロナ、インフルイラスト

 

3,コロナとの同時流行

一番の懸念は、なんと言ってもコロナとの同時流行です。


コロナウイルスは症状だけでは風邪やインフルエンザと区別がつかないのは皆さんご存じの通りです。

ですので、この冬、発熱していらっしゃった患者さんがどちらの感染なのか、あるいは全く別の病気ででている熱なのか見分けるのは大変になってくると思います。


これまでは診察室で、比較的気軽にインフルエンザ迅速キットで診断ついていたのが、コロナかもと思えばそうそう気軽にという訳にはいかなくなります。

 

悩ましい冬が近づいています。

 

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